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J-GLOBAL ID:202102279016589913   整理番号:21A2819697

Bacillus subtilisとPseudomonas fluorescensは,病原体のライフスタイルに依存するArabidopsis thalianaにおける共通および明確な全身免疫応答を誘発する【JST・京大機械翻訳】

Bacillus subtilis and Pseudomonas fluorescens Trigger Common and Distinct Systemic Immune Responses in Arabidopsis thaliana Depending on the Pathogen Lifestyle
著者 (9件):
資料名:
巻:号:ページ: 503  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7290A  ISSN: 2076-393X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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植物は,それらの自然免疫を調節する様々な有益な細菌を持ち,様々な病原体に対する全身抵抗性(ISR)を誘導する。しかし,異なる生活様式を持つ病原体に対するBacillus spp.およびPseudomonas spp.により誘発されたISRの根底にある免疫機構は,まだ明確には解明されていない。ここでは,Pseudomonas fluorescens PTA-CT2およびBacillus subtilis PTA-271によるArabidopsis植物の根冠水が,壊死性真菌B.cinereaおよび半生物栄養細菌Pseudomonas syringae Pst DC3000に対してISRを誘導することを示した。病原体感染がない場合,両有益な細菌は全身免疫応答において一貫した変化を誘導しなかった。しかし,ISRは,病原体チャレンジ時のサリチル酸(SA),ジャスモン酸(JA)およびエチレン(ET)シグナル伝達経路に対するマーカー遺伝子のより迅速で堅牢な発現に依存する。これらの応答は,感染後の細菌化植物の葉におけるSA,JAおよびアブシジン酸(ABA)の増加レベルとも関連している。また,機能的研究は,B.cinereaに対して両方の有益な細菌により誘導されたISRにおける優先免疫経路としてのJA/ETおよびNPR1依存性防御のプライミングを指し示した。しかし,Pst DC3000に対するB.subtilis誘発ISRはSA,JA/ET及びNPR1経路に依存し,一方,P.fluorescens誘導ISRはJA/ET及びNPR1シグナル伝達経路を必要とする。ABA非感受性変異体の使用はABAシグナル伝達の重要な役割を指摘したが,ABA濃度ではなく,Pst DC3000に対する有益な細菌によるプライム化全身免疫におけるJA/ETシグナル伝達と共に,B.cinereaに対してはそうではなかった。これらの結果は,ISRが,有益な株と病原体のライフスタイルに依存して,強化された一般的で明確な免疫経路に対するプライミング植物にリンクしていることを明確に示した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  異種生物間相互作用 
引用文献 (65件):
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