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J-GLOBAL ID：202102279140226016   整理番号：21A0217624

ポリフッ化ビニリデンの熱誘起相分離過程における 高分子添加剤の機能

Functions of Polymeric Additives in Thermally Induced Phase Separation Process of Poly(Vinylidene Difluoride)

著者 (6件)： 薮野洋平 (株式会社クラレ倉敷事業所 膜・モジュール生産技術開発部) ,  薮野洋平 (神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 先端膜工学研究センター) ,  小松賢作 (株式会社クラレ倉敷事業所 膜・モジュール生産技術開発部) ,  新谷卓司 (神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 先端膜工学研究センター) ,  中川敬三 (神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 先端膜工学研究センター) ,  吉岡朋久 (神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 先端膜工学研究センター)
資料名： 膜  (Membrane)
巻： 45  号： 6  ページ： 324-329(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： F0900B  ISSN： 0385-1036  CODEN： MAKUD9  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ポリ(フッ化ビニリデン)(PVDF)は,水処理膜の主流材料である。熱誘起相分離(TIPS)は,多孔質膜を製造するための製造技術としてしばしば用いられる。相分離技術では,多孔質膜の細孔構造を制御するために,高分子添加物を添加することができる。本研究では,PVDF TIPSプロセスにおけるポリ(エチレングリコール)(PEG)やポリ(ビニルピロリドン)(PVP)のような高分子添加剤の機能を明らかにするために,TIPSプロセスに関する相図を作成した。また,作成した相図の情報を用いてキャスト膜を作成し,SEM分析により表面構造を観察した。その結果,高分子添加物の選択によりPVDFの細孔構造を制御する機構を明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *ポリフッ化ビニリデン ,  *相分離 ,  重合体用添加剤 ,  添加剤 ,  水処理 ,  *膜 ,  生産技術 ,  細孔構造 ,  制御 ,  ポリエチレンオキシド ,  ポリビニルピロリドン ,  状態図 ,  製膜 ,  走査電子顕微鏡 ,  表面構造 ,  機構 ,  臨界溶解温度 ,  晶出温度 ,  粘弾性 ,  水素結合
準シソーラス用語： LCST ,  UCST ,  ポリエチレングリコール ,  結晶化温度 ,  構造制御 ,  水素結合相互作用 ,  制御機構 ,  *多孔質膜 ,  動的粘弾性 ,  熱誘起相分離

分類 (2件)： 膜分離  (XD02120Z) ,  高分子固体のその他の性質  (CG02025L)

タイトルに関連する用語 (5件)： ポリフッ化ビニリデン ,  熱誘起相分離 ,  過程 ,  高分子 ,  添加剤