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J-GLOBAL ID:202102279694375979   整理番号:21A2111348

選択的プロゲステロン受容体モジュレーター(SPRM),アソプリスニルはB16F10細胞およびHEMn-DPメラノサイトにおけるメラノソーム輸出を阻害する【JST・京大機械翻訳】

Asoprisnil, a Selective Progesterone Receptor Modulator (SPRM), Inhibits Melanosome Export in B16F10 Cells and HEMn-DP Melanocytes
著者 (4件):
資料名:
巻: 25  号: 16  ページ: 3581  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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以前の研究では,エストロゲンホルモンがメラニン形成を促進し,プロゲステロンがそれを阻害することを報告した。選択的エストロゲン受容体モジュレータ(SERM),タモキシフェンはメラニン形成を促進することが示されている;しかし,今日まで,メラニン形成に対する選択的プロゲステロン受容体モジュレータ(SPRM)の効果に関する報告はない。本研究では,SPRMであるアソリスニル(AP)がメラニン形成を阻害すると仮定した。APは,MTS細胞毒性アッセイを用いて非毒性濃度をスクリーニングするためのB16F10マウス黒色腫細胞に対する細胞毒性を試験した。細胞外および細胞内メラニンレベルをAPの非毒性濃度で評価した。チロシナーゼ酵素に及ぼすAPの直接効果を評価するために,チロシナーゼ活性と銅キレート化活性を測定した。次に,メラニン形成に対するAPの影響を正常ヒトメラニン細胞,新生児,暗色色素(HEMn-DP)で試験した。著者らの結果は,APがB16F10細胞において1050Mの濃度範囲で非毒性であることを示した。50MのAPは500Mで麹酸に匹敵する細胞外メラニンレベルを有意に抑制し,細胞内メラニンレベルに有意な影響を及ぼさなかった。メラニン形成阻害の機構を調べ,APが細胞溶解物または無細胞系においてチロシナーゼ活性をダウンレギュレートするかどうかを評価した。しかしながら,APは無細胞系においてチロシナーゼ酵素活性または銅キレート化活性に何ら影響なしに細胞内チロシナーゼ活性を増加させることが見出され,APがチロシナーゼ酵素活性に対する直接効果以外の機構によりメラニン形成を阻害することを示した。メラノソーム輸出を阻害するAPの能力をHEMn-DP細胞においてさらに検証した;APは,メラニン合成または細胞内チロシナーゼ活性に対する効果がない場合,20および30Mの濃度での樹状突起性を有意に抑制した。さらに,APは,これらの濃度でヒトケラチン細胞(HaCaT)に無毒であり,局所使用に対する安全性を検証した。まとめると,著者らの予備的結果は,APが,メラノソーム輸出の選択的阻害を含むユニークな機構を介して,高色素沈着障害の治療に対する候補治療として再利用されるかもしれないことを示す。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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生薬の薬理の基礎研究  ,  植物の生化学 
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引用文献 (52件):
  • Lin, J.Y.; Fisher, D.E. Melanocyte biology and skin pigmentation. Nature 2007, 445, 843-850.
  • Costin, G.E.; Hearing, V.J. Human skin pigmentation: Melanocytes modulate skin color in response to stress. FASEB J. 2007, 21, 976-994.
  • Mort, R.L.; Jackson, I.J.; Patton, E.E. The melanocyte lineage in development and disease. Development 2015, 142, 620-632.
  • Hearing, V.J.; Jimenez, M. Mammalian tyrosinase-The critical regulatory control point in melanocyte pigmentation. Int. J. Biochem. 1987, 19, 1141-1147.
  • Nakagawa, M.; Kawai, K.; Kawai, K. Contact allergy to kojic acid in skin care products. Contact Dermat. 1995, 32, 9-13.
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