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J-GLOBAL ID：202102280557651613   整理番号：21A1633433

建物群に対する熱供給を対象とした差圧を用いない変流量制御方式の数値解析による検討

Numerical Analysis of Variable Water Volume Control Method without Using Differential Pressure for Heat Supply to Buildings

著者 (5件)： 阿部佑平 (北海道総合研究機構 北方建築総合研) ,  月館司 (北海道総合研究機構 北方建築総合研) ,  森太郎 (北大 大学院工学研究院) ,  菊田弘輝 (北大 大学院工学研究院) ,  羽山広文 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 空気調和・衛生工学会論文集  (Transactions of the Society of Heating, Air-Conditioning and Sanitary Engineers of Japan)
号： 291  ページ： 19-29  発行年： 2021年06月05日 
JST資料番号： G0149B  ISSN： 0385-275X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,建物群に対する熱供給を対象として,流体移動と熱移動を同時に解析することが可能な数値解析手法を開発し,筆者ら既往研究で提案した差圧を用いない変流量制御方式(バルブ開度制御)の制御特性について評価することを目的とする。開発した数値解析手法を用いて,熱負荷パターンの異なる3つの建物に対して,熱交換器による間接受入方式で暖房の熱供給を行うことを想定した数値解析を行い,バルブ開度制御の適正な運用範囲を明らかにした。また,バルブ開度制御の制御特性を評価したところ,従来の差圧を用いた変流量制御方式よりも搬送動力の削減効果があることを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *地域暖房 ,  暖房装置 ,  熱供給 ,  流量 ,  制御方式 ,  最適制御 ,  性能評価 ,  システム評価 ,  数値解析 ,  計算機シミュレーション ,  解析モデル ,  流体流 ,  伝熱 ,  用途別ポンプ ,  運搬 ,  回転数 ,  消費電力 ,  省エネルギー技術 ,  計算機利用 ,  利用 ,  節約
準シソーラス用語： 省エネルギー ,  搬送動力

分類 (1件)： 暖房  (PC02020F)

引用文献 (16件)：

• 1) 佐土原聡,尾島俊雄:地域冷暖房の熱需要特性による東京の地区分類に関する研究,日本建築学会計画系論文報告集,No.364(1986-6),pp.86~93
• 2) 下田吉之,水野稔,内海巌,横林直規:環境保存型地域熱供給システムの総合評価手法に関する研究 第1 報 評価指標の選定と各指標の計算手法,空気調和・衛生工学会論文集,No.70(1998-7),pp.59~71
• 3) 百田真史,射場本忠彦,赤司泰義,羽原宏美,澤地孝男,赤嶺嘉彦,林鍾衍,宮田翔平,米倉賢志郎:ビル空調・熱源システムの変風量・変流量制御による省エネ効果の評価方法に関する研究 第1報 研究の全体概要と変流量制御に関する実験的検討について,空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,第3 巻(2019-9),pp.157~160
• 4) 上野友嗣,射場本忠彦,柳原隆司,百田真史,羽原宏美,澤地孝男,赤嶺嘉彦,釼持尚紀,米倉賢志郎:非住宅建築物を対象とした先導的省エネルギー技術の評価手法に関する研究 その14 変流量制御方式別による省エネルギー効果の検討,空気調和・衛生工学会大会学術講演論文集,第3 巻(2018-9),pp.201~204
• 5) 趙飛,住吉大輔:建築空調システムにおけるポンプ直列配置の省エネルギー効果,空気調和・衛生工学会論文集,No.230(2016-5),pp.9~19

タイトルに関連する用語 (6件)： 建物 ,  熱供給 ,  差圧 ,  変流 ,  制御方式 ,  数値解析