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J-GLOBAL ID：202102280980267167   整理番号：21A0555521

NMFによる自然災害被害統計の構造分析

STRUCTURE OF NATURAL DISASTER IMPACT STSTISTICS, ANALYZED BY NMF

著者 (2件)： 奥村誠 (東北大 災害科学国際研) ,  水谷大二郎 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 62  ページ： ROMBUNNO.16-05  発行年： 2020年11月06日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,深刻な自然災害が毎年のように発生し,地域防災や緊急対応体制の強化が唱えられている.災害の原因となるハザードの種類や被災地域の特性によって,死傷者数,インフラの損傷,家屋の損傷,農地被害などの被害項目への影響は異なる.今後の防災や体制強化を効率的に進めるために,どのような被害の組み合わせが,どのようなハザードの災害で,どの地域で発生しやすいかを理解しておくことが有用である.本研究では,最近の十数年間の日本の異常気象別・都道府県別の災害統計データに,非負値行列因子分解(NMF;Non-negative Matrix Factorization)法を適用し,被害項目の典型的な発生パターンを抽出する.この時,ベイズ統計に基礎をおく推定法を用いると,スパースなパターンが抽出され,意味の明確化と信頼性の向上が期待できる.(著者抄録)

シソーラス用語： *自然災害 ,  *データ解析 ,  *パターン形成 ,  異常気象 ,  地方自治体 ,  統計データ ,  因数分解 ,  Bayes推定 ,  定式化 ,  信頼度
準シソーラス用語： 正値行列因子分解

分類 (1件)： 災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (7件)：

• 阿部雅人・藤野陽三:自然災害リスクの特性に関する統計的分析,土木学会論文集 A, Vol.64, No.4, pp.750-764,2008.
• 下野勘智・菊本統・伊藤和也・大里重人・稲垣秀輝・日下部治:自然災害に対する全国 47 都道府県のリスク指標の試算と考察,土木学会論文集 F6(安全問題), Vol. 72, No. 1, 1-10, 2016.
• 篠原慶規・小松光:近年の土砂災害による死者・行方不明者数の経年変動,砂防学会誌,68,5,pp.3-9,2016.
• 牛山 素行:日本の風水害人的被害の経年変化に関する基礎的研究,土木学会論文集 B1(水工学) Vol.73, No.4, I_1369-I_1374, 2017.
• 亀岡弘和:非負値行列因子分解,計測と制御,第51巻第9号,pp.835-844,2012.

タイトルに関連する用語 (5件)： NMF ,  自然災害 ,  被害 ,  統計 ,  構造分析