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J-GLOBAL ID：202102282866578385   整理番号：21A0555415

平成30年7月豪雨における避難行動の動的心理プロセスの解明

著者 (3件)： 中野紗希 (広島大 大学院先進理工系科学研究科) ,  塚井誠人 (広島大) ,  坂田桐子 (広島大)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 62  ページ： ROMBUNNO.05-05  発行年： 2020年11月06日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 平成30年7月豪雨災害では,記録的豪雨により西日本を中心に各地で甚大な被害が発生する一方で,住民の避難率の低さが指摘されている.これを受けて被災後,広島県が実施した避難行動に関するヒアリング調査では,当時の行動をタイムライン形式で記録する項目や,行動意図の有無,危機感の強さといった選択式項目などが含まれる.本研究では,避難行動に関連する意思決定理論の既往研究を整理し,各理論の適用性を明らかにした上で,同調査を分析する.住民が避難情報を獲得してから避難の判断,行動に至るまでの心理プロセスを把握して,豪雨災害における避難行動のロジックモデルの構築を目指す.調査結果をタイムラインに沿って整理し,構築したモデルを用いて回答者の避難行動を分類することで,回答者の災害時の心理状態や行動に至る要因を明らかにする.また同調査を書き起こしたテキストデータの分析によって,回答者の話題傾向を把握する.(著者抄録)

シソーラス用語： *豪雨 ,  *水害 ,  住民 ,  *避難 ,  人間行動 ,  広島県 ,  実態調査 ,  意思決定 ,  理論 ,  システムモデル ,  心理尺度
準シソーラス用語： ヒアリング調査 ,  ロジックモデル ,  意思決定理論 ,  豪雨災害 ,  避難行動

分類 (1件)： 自然災害  (RA02030M)

引用文献 (20件)：

• 内閣府:平成30年7月豪雨による被害状況等について, http://www.bousai.go.jp/updates/h30typhoon7/pdf/310109_1700_h30typhoon7_01.pdf (2020/09/27)
• 日本経済新聞:避難率4.6%どまり 西日本豪雨被災3県の17市町, https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35031380V00C18A9AC8Z00/ (2020/09/27)
• 広島県:平成30年7月豪雨に関する県民の避難行動のアンケート調査の実施について, https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/346767.pdf (2020/09/27)
• tional Behavior and Human Decision Processes, Vol.50, pp.179-211, 1991.
• Gibbons, F. X., Gerrard, M., Ouellette, J. A., & Burzette, R.: Cognitive antecedents to adolescent health risk: Discriminating between behavioral intention and behavioral willingness, Psychology and Heatth, Vol.13, pp.319-339, 1998.

タイトルに関連する用語 (4件)： 平成30年7月豪雨 ,  避難行動 ,  心理 ,  プロセス