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J-GLOBAL ID：202102283867285975   整理番号：21A0557617

廃石膏ボード模擬埋立による H₂S ガス発生特性に関する研究

Study on H₂S Gas Generation Characteristics in Simulated Landfill of Waste Gypsum Board

著者 (5件)： 為田一雄 (福岡大学 工学部) ,  Lyu Hang ((株) エイト日本技術開発 都市環境・資源・マネジメント事業部) ,  Xu Ziyang (応用地質 (株) 地球環境事業部) ,  Yan Houlang ((株) 吉浦工務店 化学品事業部) ,  樋口壯太郎 (福岡大学 研究推進部)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌(Web)  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management (Web))
巻： 31  ページ： 131-139(J-STAGE)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1367A  ISSN： 1883-5899  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年,管理型最終処分場においては廃石膏ボードの搬入量が増加しており,その埋立管理方法によっては,廃石膏ボード由来の H₂S ガスが発生し,問題となってきている。 本稿では,H₂S ガス発生対策手法として,これまでの研究で層内に通気し好気的にする効果および最少通気量について確認した上で,埋立中および終了後に継続して通気を行うことは経済的にも困難であることから,層厚制限による好気的条件の確保による発生抑制と,洗い出し機能向上効果による有機物濃度低減を図り,H₂S ガス濃度制御が可能であるか検討を行った。その結果,層厚を 1 m 程度にすることにより H₂S ガス発生抑制が可能であり,層内を好気的状態に改善することは可能であることが確認できた。しかし,層内では温度条件,少量の有機物の存在により H₂S ガスが発生滞留するため,必要に応じて通気を行うことにより,H₂S ガスの濃度を制御できることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *石膏ボード ,  廃棄物 ,  *硫化水素 ,  埋立 ,  最終処分場 ,  濃度 ,  *発生
準シソーラス用語： *廃石膏ボード ,  ガス濃度 ,  *ガス発生

著者キーワード (10件)： 廃石膏ボード ,  硫化水素ガス発生特性 ,  廃棄物埋立層厚 ,  早期安定化 ,  最適通気量 ,  waste gypsum board ,  H₂S gas generation characteristics ,  landfill thickness ,  early stabilization ,  optimal volume of ventilation

分類 (2件)： 廃棄物処理  (YC01050O) ,  石膏,プラスタ  (YC05020J)

引用文献 (14件)：

• 1) (一社) 石膏ボード工業会:石膏ボードハンドブック,pp.200-203 (2014)
• 2) A. J.-Rivero and J. G.-Navarro : Exploring Factors Influencing Post-consumer Gypsum Recycling and Landfilling in the European Union, Resources, Conservation and Recycling, Vol.116, pp.116-123 (2017)
• 3) 環境省大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部:廃石膏ボードから付着している紙を除去したものの取り扱いについて,各都道府県知事・各政令市市長あて通知,環廃産060601001号 (2006年6月1日)
• 4) 井上雄三編:安定型最終処分場における高濃度硫化水素発生機構の解明ならびにその環境汚染防止対策に関する研究,国立環境研究所研究報告,第188号 (2005)
• 5) 武下俊宏,村田真里,樋口壯太郎:再生石膏活用資材の硫化水素とその抑制に関する研究,第34回全国都市清掃研究・事例発表会講演論文集,pp.264-266 (2013)

タイトルに関連する用語 (5件)： 廃石膏ボード ,  埋立 ,  H2S ,  ガス発生 ,  研究