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J-GLOBAL ID:202102285171546972   整理番号:21A1375164

シトルリン化耐性LL-37はアルギニンデイミナーゼ活性の高い炎症環境における強力な抗微生物薬である【JST・京大機械翻訳】

Citrullination-Resistant LL-37 Is a Potent Antimicrobial Agent in the Inflammatory Environment High in Arginine Deiminase Activity
著者 (12件):
資料名:
巻: 21  号: 23  ページ: 9126  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7038A  ISSN: 1422-0067  CODEN: IJMCFK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ヒトの哺乳類カテリシジンの唯一のメンバーであるLL-37は,病原体を殺し,炎症反応を調節することにより先天性免疫において必須の役割を果たす。しかしながら,炎症焦点では,LL-37のアルギニン残基は,好中球で発現され,好中球細胞外トラップ(NETs)形成時に高度に活性であるペプチジル-アルギニンデイミナーゼ(PAD2とPAD4)により触媒される反応によりシトルリンに変換できる。シトルリン化はLL-37の殺菌活性を障害し,その免疫調節機能を抑制する。したがって,シトルリン化耐性LL-37変異体はPADの存在下で天然ペプチドの機能性を保持すると仮定した。この仮説を検証するために,アルギニン残基をホモアルギニン(hArg-LL-37)で置換したLL-37を合成した。hArg-LL-37の殺菌活性は,天然LL-37のそれと同等であったが,PAD4による処理もNETsへの曝露も,hArg-LL-37の抗菌および免疫調節活性に影響しなかった。重要なことに,プロテアーゼによる分解に対するLL-37およびhArg-LL-37の感受性は,有意差はなかった。まとめると,シトルリン化耐性hArg-LL-37は,PAD活性の増強と関連する細菌感染および他の炎症性疾患を治療するための新薬の生成のための魅力的なリード化合物であることを示した。さらに,著者らの結果はホモアルギニンを用いた治療ペプチドの合成に対する概念実証を提供する。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
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引用文献 (34件):
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