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J-GLOBAL ID:202102285275049250   整理番号:21A0958748

市販ドッグフードのPOV変化と合成酸化防止剤

Changes in peroxide value and synthetic antioxidants in dog food
著者 (5件):
資料名:
巻:号: 3 (Web)  ページ: 69-73(J-STAGE)  発行年: 2005年10月20日 
JST資料番号: L6789A  ISSN: 1344-3763  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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市販ドッグフード3種類(ジャーキータイプA~C)を用いて開封後の過酸化物価(Peroxid evalue:POV)の経時変化とC18属の脂肪酸割合,及び合成酸化防止剤(Butyl Hydroxyanisole:BHA,Dibutyl Hydroxytoluene:BHT及びETHOXYQUIN)の含有量を測定した。なお,合成酸化防止剤含量の測定については,ジャーキータイプ3種類に加えて,犬用スナックタイプ2種類(D,E)も合わせて測定した。1.開封直後のPOVは,1.2~1.9meq/kgであった。これを15日間日光照射の条件下に置き,POVの経時変化を測定したところ,14.6~19.9meq/kgまで増加した。2.開封直後のC18:1,C18:2,C18:3含量を分析した結果,3種類ともにオレイン酸含量が最も高く23.4~34.9%,次いでリノール酸11.2~18.4%,リノレン酸0.6~3.4%であった。オレイン酸含量が高い脂質は酸化されにくく,形成されたハイドロパーオキサイドが分解方向に進みにくいことから,他の脂肪酸より良質な脂肪が使われているといえる。3.合成酸化防止剤(BHA,BHT)の定量を行った結果,オーストラリア産のドッグフードEを除いてBHAは検出されなかった。BHTはドッグフードA~Dにおいて1.53~2.06ppm検出され,ドッグフードEは28.59ppm検出された。4.ETHOXYQUIN含量を測定した結果,犬用スナックタイプのドッグフードD,Eでは30~40ppm検出された。また,ETHOXYQUINが検出されたジャーキータイプのドッグフードCは,POVの増加が緩やかであり,酸化を抑制することが確認された。(著者抄録)
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分類 (1件):
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特殊飼料 
物質索引 (6件):
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引用文献 (12件):
  • [1] 越野昭一・関和夫・岩瀬幸義・1983, ガスクロマトグラフィーによる魚粉のエトキシキンの定量, 農林水産消費技術センター調査報告, 7: 57-62.
  • [2] 宮原晃義・深澤雄志・井野輪裕子・日高絢子・植村寿一・松本力・櫻井英敏2004, 市販ドッグフードの酸化防止剤測定と開封後の脂質変化, ペット栄養学会誌7(3): 119-114
  • [3] 日本薬学会, 1996, 新・食品分析法, PP. 338-339, 金原出版, 東京.
  • [4] 日本薬学会, 1996, 新・食品分析法, pp. 366-368, 金原出版, 東京.
  • [5] 太田静行, 1985, 油脂食品の劣化とその食品, pp. 10-12. 323-326. (株)幸書房, 東京.
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タイトルに関連する用語 (2件):
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