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J-GLOBAL ID:202102286012858005   整理番号:21A0185616

短冊テスト:プログラミング能力を評価するための新しいアプローチ

Split-Paper Testing: A Novel Approach to Evaluate Programming Performance
著者 (3件):
資料名:
巻: 28  ページ: 733-743(J-STAGE)  発行年: 2020年 
JST資料番号: U0109A  ISSN: 1882-6652  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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プログラミング能力を評価あるいはテストすることには多大なニーズがある。そのために,2つの方法が用いられている。構築応答(CR)テストでは,受験者に白紙に(またはコンピュータキーボードで)プログラムを書かせる。この方法によりプログラミング能力を評価することができる。しかし,熟練した人間の採点者が必要なため(自動評価が試みられたが,まだ広く使用されていない),大容量に適用することは困難である。多重選択(MC)テストでは,受験者にリストから正しい回答(多くは完全なプログラムの「隠された」部分に対応する)を選ばせる。この方法は,コンピュータベースのテストまたはマークセンスカードで大容量で使用できる。しかし,良いスコアが必ずしもゼロからプログラムを書く能力を意味するわけではないという点で,多くの教師と研究者は懐疑的である。第3の方法,短冊(SP)テストを提案した。著者らの方式では,正しいプログラムを行ごとに分割し,行を入れ替え,”誤答”の行を追加し,それらの前に選択記号を付けた。受験者は,正しいプログラムに対応する選択記号のリストを使用して回答し,これにより,コンピューターを使用して簡単に自動的に採点可能である。特に,SP法との親和性が高いと思われる採点方式で編集距離(Levenshtein距離)を用いることを提案した。研究課題は,編集距離ベースの採点方式を用いて採点するSPテストで,CRテストと同様にプログラミング能力を測れるかどうかである。したがって,SPテストをCRテストと比較するために,60名の学生による大学のプログラミング授業を用いて実験を行った。その結果,SPテストとCRテストの採点結果は複数の設定で相関しており,結果は統計的に有意だった。したがって,編集距離を用いた自動採点によるSPテストは,プログラミング能力を評価するための有用なツールであると結論付けた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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CAI  ,  技術教育 
引用文献 (23件):
  • [1] Gusfield, D.: Algorithms on String, Trees and Sequences: Computer Science and Computational Biology, Cambridge University Press (1997).
  • [2] Frederiksen, N.: The real test bias, ETS Resarch Report, Vol.1981, No.2, Educational Testing Service (1981).
  • [3] Frederiksen, N.: The real test bias: Influence of testing on teaching and learning, American Psycologist, Vol.39, No.3, pp.193-202 (1984).
  • [4] Simon, H.A.: The Structure of Ill Structured Problems, Artificial Intelligence, Vol.4, pp.181-201 (1973).
  • [5] Simskin, M.G. and Kuechler, W.L.: Multiple-Choice Tests and Student Understanding: What Is the Connection?, Decision Science Journal of Innovative Education, Vol.3, No.1, DOI: 10.1111/j.1540-4609.2005.00053.x (2004).
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