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J-GLOBAL ID：202102286536513761   整理番号：21A0252125

パルス電子波を用いた時間分解透過電子顕微鏡

Time-resolved Transmission Electron Microscope Using Pulsed Electron Waves

著者 (11件)： 桑原真人 (名古屋大 未来材料・システム研) ,  桑原真人 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  横井里奈 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  水野りら (名古屋大 大学院工学研究科) ,  冨樫将孝 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  吉田優也 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  永田渉 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  古井雅人 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  中蔵虎二郎 (名古屋大 大学院工学研究科) ,  石田高史 (名古屋大 未来材料・システム研) ,  石田高史 (名古屋大 大学院工学研究科)
資料名： 顕微鏡  (Microscopy)
巻： 55  号： 3  ページ： 131-138  発行年： 2020年12月30日 
JST資料番号： Y0541A  ISSN： 1349-0958  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 透過電子顕微鏡(TEM)にナノ秒を越える時間分解能を獲得させるため,パルスレーザーにより駆動する光陰極型電子源を搭載した時間分解TEMの開発が精力的に進められている.この世界の動向を俯瞰しつつ,時間分解測定により計測が可能となる計測対象を解説する。また,光陰極材料の種類と特性,それに関わる電子線特性を評価する物理量について,相対論的量子力学を復習しつつ見ていく.つぎに,負の電子親和性表面をもつ半導体フォトカソードを用いた,時間分解TEMによる実験結果を用いながら量子力学と電子波の関わりについて理解を深めていく.また,それらに内在する量子性を活用する新しい電子顕微鏡についても触れ,時間分解電子顕微鏡の高度化により期待される計測対象を解説する.(著者抄録)

シソーラス用語： *電子波 ,  パルス ,  透過型電子顕微鏡 ,  *時間分解能 ,  光電陰極 ,  量子論 ,  電子親和力 ,  *Dirac方程式 ,  スピン分極 ,  *相対論的量子力学 ,  負電子親和力
準シソーラス用語： スピン偏極 ,  *光陰極 ,  *透過電子顕微鏡 ,  負電子親和性

分類 (2件)： 電子顕微鏡,イオン顕微鏡  (BD02050B) ,  粒子光学一般  (BD02010J)

引用文献 (77件)：

• 1) Roingeard, P.: Biol. Cell, 100, 491-501 (2018)
• 2) Iijima, S.: Nature, 354, 56-58 (1991)
• 3) Tonomura, A., Osakabe, N., Matsuba, T., Kawasaki, T. and Endo, J.: Phys. Rev. Lett., 56, 792-795 (1986)
• 4) Shibata, N. et al.: Nature Comm., 8, 15631 (2017)
• 5) Tanigaki, T. et al.: Scientific Reports, 7, 16598 (2017)

タイトルに関連する用語 (4件)： パルス ,  電子波 ,  分解 ,  透過電子顕微鏡