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J-GLOBAL ID：202102287398284057   整理番号：21A2821231

トシリズマブによる重度COVID-19の治療は,急性呼吸窮迫時のサイトカインストームを軽減し,機械的換気を回避させる: 症例報告と文献レビュー【JST・京大機械翻訳】

Treatment of Severe COVID-19 with Tocilizumab Mitigates Cytokine Storm and Averts Mechanical Ventilation during Acute Respiratory Distress: A Case Report and Literature Review

著者 (6件)： Farooqi Faryal (Department of Internal Medicine, Larkin Community Hospital, South Miami, FL 33143, USA) ,  Dhawan Naveen (Department of Internal Medicine, Larkin Community Hospital, South Miami, FL 33143, USA) ,  Morgan Richard (Department of Internal Medicine, Larkin Community Hospital, South Miami, FL 33143, USA) ,  Dinh John (Department of Internal Medicine, Larkin Community Hospital, South Miami, FL 33143, USA) ,  Nedd Kester (Department of Internal Medicine, Larkin Community Hospital, South Miami, FL 33143, USA) ,  Yatzkan George (Department of Pulmonary Medicine, Larkin Community Hospital, South Miami, FL 33143, USA)
資料名： Tropical Medicine and Infectious Disease (Web)  (Tropical Medicine and Infectious Disease (Web))
巻： 5  号： 3  ページ： 112  発行年： 2020年 
JST資料番号： U7287A  ISSN： 2414-6366  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新しい重度の急性呼吸器コロナウイルス2(SARS-CoV-2)に起因するCOVID-19は,2019年に中国,武漢で出現し,現在の流行をもたらした。疾患は主要な治療課題を提起する。患者の死亡率は最終的に急性呼吸 distress迫症候群(ARDS)に起因する。サイトカイン放出症候群(またはサイトカインストーム)は,多くの患者におけるARDSに対する寄与因子である可能性がある。インターロイキン6(IL-6)は炎症において重要な役割を果たすことが知られているので,トシリズマブのようなIL-6受容体阻害剤は,サイトカイン放出を減弱することによりCOVID-19を潜在的に治療する可能性がある。重症COVID-19の48歳男性の症例を,呼吸苦痛に対する進行性酸素支持を必要とする,挿管要求を満足させるため,提示する。患者は,サイトカインストームの発症を予防するため,トシリズマブの非重量ベース用量で治療した。IL-6阻害剤を,連続血液ドローで同定された急性相反応物質のレベル増加と,呼吸状態の低下により選択した。治療は,COVID-19(ヒドロキシクロロキン,アジスロマイシン,および亜鉛)のための標準薬物療法と併用して十分に耐容された。患者はその後,患者の呼吸器症状と全体の臨床状態の顕著な改善を経験した。著者らは,トシリズマブが臨床的低下,特に機械的換気の必要性を回避できる能力において実質的な役割を果たすと信じる。最終的に,患者はICUから悪化し,日以内に退院した。呼吸疾患の進行を防ぐためのIL-6阻害剤の可能性を,人工呼吸器支持を必要とする点に強調する。この症例は,COVID-19の疑いのある患者の管理における臨床意思決定のガイドにおいて,フェリチン,DダイマーおよびC反応性蛋白質のようなIL-6およびサイトカインストーム関連急性相反応物質の早期連続測定の潜在的重要性を強調する。結論:血清急性相反応物質の早期,前向き同定は,サイトカインストームの死亡率に対する一次寄与者をスクリーニングするため,COVID-19の治療で実施されるべきである。このスクリーニングは,サイトカインストームに対する積極的な早期治療が続く場合,最適な治療利点があり,機械的換気の必要性を失い,それによって死亡率を低下させる可能性がある。さらに,著者らは,COVID-19におけるサイトカイン放出症候群に関する現在の証拠および治療戦略としてのIL-6受容体阻害の使用についてレビューし,COVID-19患者に対するIL-6拮抗薬治療を記述する文献における他の報告症例を検討した。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： *換気 ,  炎症 ,  血清 ,  呼吸器 ,  死亡率 ,  フェリチン ,  薬物療法 ,  症例報告 ,  治療計画 ,  インターロイキン6 ,  アミノ糖 ,  大環状化合物 ,  窒素複素環化合物 ,  ラクトン ,  デオキシ糖 ,  ピラノシド ,  糖エーテル ,  ジオール ,  第三アミン
準シソーラス用語： Dダイマー ,  サイトカイン産生 ,  *サイトカインストーム ,  *トシリズマブ , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： COVID-19 ,  SARS-CoV-2 ,  IL-6阻害剤 ,  トシリズマブ ,  サイトカイン放出症候群 ,  サイトカインストーム

分類 (2件)： 感染症・寄生虫症一般  (GD01010H) ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  (GD04010C)

物質索引 (1件)： アジスロマイシン

引用文献 (97件)：

• WHO Novel Coronavirus-China. Available online: https://www.who.int/csr/don/12-january-2020-novel-coronavirus-china/en/ (accessed on 20 April 2020).
• Zhou, P.; Yang, X.L.; Wang, X.G.; Hu, B.; Zhang, L.; Zhang, W.; Si, H.R.; Zhu, Y.; Li, B.; Huang, C.L.; et al. A pneumonia outbreak associated with a new coronavirus of probable bat origin. Nature 2020, 579, 270-273.
• McGonagle, D.; Sharif, K.; O’Regan, A.; Bridgewood, C. The Role of Cytokines including Interleukin-6 in COVID-19 induced Pneumonia and Macrophage Activation Syndrome-Like Disease. Autoimmun. Rev. 2020, 19, 102537.
• Rabaan, A.A.; Al-Ahmed, S.H.; Haque, S.; Sah, R.; Tiwari, R.; Malik, Y.S.; Dhama, K.; Yatoo, M.I.; Bonilla-Aldana, D.K.; Rodriguez-Morales, A.J. SARS-CoV-2, SARS-CoV, and MERS-COV: A comparative overview. Infez. Med. 2020, 28, 174-184.
• COVID-19 Coronavirus Pandemic. Available online: https://www.worldometers.info/coronavirus/ (accessed on 28 April 2020).

タイトルに関連する用語 (8件)： トシリズマブ ,  治療 ,  急性呼吸窮迫 ,  サイトカインストーム ,  換気 ,  回避 ,  症例報告 ,  文献レビュー