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J-GLOBAL ID:202102287490325560   整理番号:21A2406138

異なる栽培法がテンサイ黒根病の被害に及ぼす影響と抵抗性品種による防除効果

Difference in the Damage by Aphanomyces Root Rot with the Cultivation Method and Utilization of Resistant Cultivars in Sugar Beet
著者 (6件):
資料名:
巻: 90  号:ページ: 300-306(J-STAGE)  発行年: 2021年 
JST資料番号: G0811A  ISSN: 0011-1848  CODEN: NISAAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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テンサイ黒根病は排水不良圃場で発生し易いテンサイの重要病害である.本研究では,黒根病の発生が多い生産者圃場において,黒根病抵抗性が異なる品種を直播栽培と移植栽培で試験し,栽培法の違いが黒根病の発病に与える影響および直播栽培における黒根病抵抗性“強”品種の防除効果について解析した.その結果,圃場の過湿により根部肥大が著しく阻害された2018年は関係性を見出せなかったが,根部肥大が認められた2019年は,直播栽培の発病程度は移植栽培と比べて明らかに高かった.また,2018年,2019年ともに直播栽培では根重が著しく減少し,直播栽培は移植栽培よりも黒根病の被害がより深刻であることが明らかとなった.一方,直播栽培における発病程度の品種間差は移植栽培とほぼ一致しており,黒根病抵抗性“強”品種は,抵抗性が“やや強”以下の品種と比べて発病程度が低く,収量も多かった.以上より,直播栽培は移植栽培より収量低下が大きく,黒根病抵抗性“強”品種の利用は,有効な防除対策であることが明らかとなった.(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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糖料作物  ,  菌類による植物病害  ,  栽培的防除 
引用文献 (21件):
  • 有田敬俊・清水基滋・梶山努 2006. 品種の抵抗性,薬剤および石灰質資材によるテンサイ黒根病に対する防除効果. てん菜研究会報 48: 28-30.
  • 箱山晋・川口健太郎・六笠裕治・遠藤千絵・一ノ瀬靖則 1997. テンサイ直播栽培に関する一研究例. てん菜研究会報 39: 139-146.
  • 北海道農政部 2011. 北海道のてん菜生産の現状について. 特産種苗 12: 6-8.
  • 北海道立十勝農業試験場 2004. てん菜直播栽培マニュアル 2004. 北海道てん菜協会,札幌. 4.
  • 北海道てん菜協会 2019. てん菜糖業年鑑 2019 年版. 北海道てん菜協会, 札幌. 1-355.
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