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J-GLOBAL ID:202102288094724253   整理番号:21A0139380

クモヘリカメムシ(カメムシ目ホソヘリカメムシ科)の岩手県からの初分布記録,被害発生状況および越冬可能地域

A New Distribution Record, Crop Damage, and Potential Overwintering Area of Leptocorisa chinensis (Hemiptera: Alydidae) from Iwate Prefecture, Japan
著者 (5件):
資料名:
号: 71  ページ: 108-113  発行年: 2020年12月15日 
JST資料番号: F0809A  ISSN: 0368-623X  CODEN: KNBKAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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クモヘリカメムシ,Leptocorisa chinensis(カメムシ目:ホソヘリカメムシ科)が,2019年に日本の岩手県陸前高田市で新たに記録された。この種は,南日本における分布が知られており,以前の報告では,その分布北限は新たに記録された場所のほぼ100km南であるとされていた。本種に関して,現在の分布状況,作物被害,および可能な越冬地域について調査した。2019年に調査した11地点のうちの6地点で,L.chinensis個体が捕獲された。これらの地域は,本種の越冬生息場所となる常緑針葉樹林がすぐ近くにあった。L.chinensisによる斑点米被害は,2018年の調査3地点のすべて,2019年の調査11地点のうちの9地点で観察され,成虫が,ほとんど全ての調査地点の水田に侵入していることが示された。被害は,他の主要な斑点米カメムシ(例えば,Stenotus rubrovittatus)による被害のほぼ1/10であり,L.chinensisによる大きな被害は観察されなかった。以前の冬季温度データの地図化によって,本種の越冬可能地域が次第に拡大していることが示され,その分布について更なる調査が必要であることが強く示された。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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昆虫・ダニによる植物被害  ,  稲作  ,  個体群生態学 

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