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J-GLOBAL ID：202102289091816695   整理番号：21A1578756

熱帯大気海洋結合系変動に対する季節サイクルの役割

著者 (2件)： 岩切友希 (東大 大気海洋研) ,  渡部雅浩 (東大 大気海洋研)
資料名： 気候影響・利用研究会会報  (Japanese Study Group for Climate Impact and Application Newsletter)
号： 44  ページ： 19-20  発行年： 2020年12月28日 
JST資料番号： L2442A  ISSN： 0916-474X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・インド洋ダイポールモード現象(IOD)などの熱帯大気海洋結合系変動のメカニズムに関し,数値実験により季節サイクルの大気海洋結合系変動に与える影響を考察。
・大気海洋結合モデルMIROC5.2を用いて季節サイクルによる大気海洋結合系の変調メカニズムの解析実施。
・その結果,日射季節サイクルが強化した完新世中期(8000年前)の再現実験で東部インド洋におけるIOD変動が相当程度大きかったことが判明。
・また,IOD変動は季節サイクルの変調に対し比較的単純な応答を示すことが分かり,スマトラ島沖における貿易風強度を知ることでIOD強度の推定可能性を示唆。

シソーラス用語： *大気海洋間相互作用 ,  周期 ,  *季節的変動 ,  結合モデル ,  海洋モデル ,  大気大循環モデル ,  熱収支 ,  東インド洋 ,  数値解析 ,  *日射強度 ,  完新世
準シソーラス用語： *インド洋ダイポール現象 ,  完新世中期 ,  季節サイクル ,  大気海洋結合大循環モデル

分類 (1件)： 大気大循環,熱帯気象  (DC05060G)

引用文献 (2件)：

• Cai et al (2013): Increased frequency of extreme Indian Ocean Dipole events due to greenhouse warming, Nature, 510, 254-258
• Steinke et al (2014): Mid- to Late-Holocene Australian-Indonesian summer monsoon variability, Quaternary Science Reviews, 93, 142-154

タイトルに関連する用語 (6件)： 熱帯 ,  大気 ,  海洋 ,  結合系 ,  季節サイクル ,  役割