抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,日本企業によるクロスボーダーM&Aにおいて,海外子会社や海外事業の多い企業のグローバル対応力の高さがその成功確率を上げる可能性について検証することを目的とする。この点について,先行研究における蓄積は少ない。本研究では,イベント・スタディ法を用いてクロスボーダーM&Aに対する市場の反応を分析,更に,株価効果に対する海外売上比率等について重回帰分析を行う。その結果,クロスボーダーM&Aについて市場は厳しくマイナスの評価であることを明らかにするとともに,海外事業の多い日本企業が海外子会社を介して取引を行う場合はプラスの効果があり,市場はグローバル対応力の点で評価している可能性を示す。(著者抄録)