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J-GLOBAL ID:202102290631669364   整理番号:21A0280359

調節性Tリンパ球の鈍化拡大はMajorうつ病性障害患者における細菌転座増加と関連する【JST・京大機械翻訳】

Blunted Expansion of Regulatory T Lymphocytes Is Associated With Increased Bacterial Translocation in Patients With Major Depressive Disorder
著者 (22件):
資料名:
巻: 11  ページ: 591962  発行年: 2020年 
JST資料番号: U7095A  ISSN: 1664-0640  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:Major抑制障害(MDD)は炎症誘発性および適応免疫応答異常の両方と関連する。CD4+T細胞のサブタイプである調節性Tリンパ球(Tregs)は,免疫-炎症系ホメオスタシスの維持および腸ミクロビオームと腸粘膜間の相互作用により潜在的に誘導される種類の炎症の制御に関連する。著者らは,分化/活性化の段階に沿ったTreg集団とその分布,ならびに随伴疾患のないMDD患者におけるその機能を調査した。また,Treg変化,腸バリア損傷,および細菌転座の間の潜在的関連を研究した。方法:30人のMDD患者と20人の健常対照者を調査した。循環CD25FoxP3+Tregsのレベルとナイーブ(T_N),エフェクター(T_E),中心(T_CM),およびエフェクター記憶(T_EM)分化/活性化段階のそれらの分布を多色フローサイトメトリーを用いて分析した。ケモカイン受容体(CCR)2,5,および6,およびTregによる細胞質内IL-10発現も分析した。血清IL-10はLuminexを用いて測定した。腸バリア機能のマーカー,および腸内脂肪酸結合蛋白質(I-FABP)の血清レベル,および細菌転座のマーカーであるLPS結合蛋白質(LBP)を,酵素結合イムノソルベントアッセイを用いて測定した。【結果】MDD患者は,T_N,T_E,T_CM,およびT_EMステージでTregs数の増加を伴う循環Treg細胞数を増加させた。T_N段階でのTreg細胞の割合はMDD患者で有意に高かった。CCR2とCCR6を発現するTregの割合は,IL-10を発現するものと同様に増加した。MDD患者は循環I-FABPとLBPのレベルを有意に増加させた。高いLBPレベルのMDD患者は,正常LBP MDD患者と比較して,循環Tregの数の有意な減少を示した。結論:MDD患者は,CD4+Tリンパ球分化/活性化の異なる段階を通して,循環TregsおよびそれらのCD25highFoxP3+およびCD25lowFoxP3+サブセットの拡大を示した。TregはまたCCR6とCCR2を発現する細胞の頻度の増加を示した。IL-10Treg産生は,同時に血清IL-10レベルが増加したMDD患者で増強された。しかし,このTreg膨張は腸バリア損傷を伴うMDD患者で鈍化し,細菌転座を増加させた。Copyright 2021 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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免疫反応一般 
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