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J-GLOBAL ID：202102290906898113   整理番号：21A1216808

顕微鏡観察によるコウヨウザン(Cunninghamia lanceolata)の各種細胞長の測定

Measuring the Tissues of Cunninghamia lanceolate by Microscopic Observation

著者 (4件)： 笠原淳也 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科) ,  細谷隆史 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科) ,  糟谷信彦 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科) ,  宮藤久士 (京都府立大学 大学院生命環境科学研究科)
資料名： 材料  (Journal of the Society of Materials Science, Japan)
巻： 70  号： 3  ページ： 245-249(J-STAGE)  発行年： 2021年 
JST資料番号： F0385A  ISSN： 0514-5163  CODEN： ZARYA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： コウヨウザンの幹の組織の観察を走査電子顕微鏡と光学顕微鏡によって行った。コウヨウザンは,ほとんどが仮道管と放射組織で構成され,軸方向の柔組織は殆ど観察されなかった。放射柔組織には澱粉が観察された。放射組織の割合は,スギやヒノキのそれよりも高いことが分かった。細胞長の測定結果から,コウヨウザンの放射組織の長さおよび幅は,スギやヒノキのそれらよりも長く,幅広いことが明らかとなった。これらは,コウヨウザンの導電性組織は,スギやヒノキのそれらに比べてより発達しており,これが恐らくコウヨウザンの急速な成長に寄与していることを示している。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： スギ科 ,  *植物細胞 ,  *長さ測定 ,  *仮道管 ,  放射組織 ,  *柔組織 ,  幅 ,  樹木 ,  針葉樹 ,  *長さ
準シソーラス用語： *コウヨウザン ,  早生樹

著者キーワード (1件)： 木材Cunninghamia lanceolata SEM顕微鏡観察組織

分類 (1件)： 測樹学  (FF01040T)

引用文献 (19件)：

• 1) ”Annual report on trends in forests and forestry fiscal year 2018”, Forestry Agency, p.144 (2018).
• 2) ”Annual report on trends in forests and forestry fiscal year 2018”, Forestry Agency, p.90 (2018).
• 3) M. Iwasaki, S. Saka, T. Fujima, T. Hayashi, J. Matsumura and K. Murata, “Fast-growing tree -industrial plantation and its utilization-“, Kaiseisha, p.7 (2012).
• 4) G. Utsugi, “Expectations and challenges for fast-growing trees and elite trees” (2019). https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/seibi/attach/pdf/190204-4.pdf
• 5) M. Iwasaki, S. Saka, T. Fujima, T. Hayashi, J. Matsumura and K. Murata, “Fast-growing tree -industrial plantation and its utilization-”, Kaiseisha, p.90 (2012).

タイトルに関連する用語 (4件)： 顕微鏡観察 ,  コウヨウザン ,  Cunninghamia ,  細胞