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J-GLOBAL ID：202102293159637138   整理番号：21A0141108

金の違法製錬が引き起こす水銀汚染の影響の実態解明に向けて-年縞環境史の新展開-

Evaluation of the effects of mercury pollution caused by artisanal/small-scale gold mining-new movement of varved environmental history research-

著者 (2件)： 山田和芳 (早稲田大 人間科学学術院) ,  村尾智 (第一工大)
資料名： Proceedings of Symposium on Geo-Environments and Geo-Technics  (Proceedings of Symposium on Geo-Environments and Geo-Technics)
巻： 30th  ページ： 67-68  発行年： 2020年11月27日 
JST資料番号： L3101A  ISSN： 0917-7183  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2018年に発効した「水銀に関する水俣条約」は,発展途上国における「職人/小規模金採掘(ASGM)」による過剰採掘を優先事項として規定している。熊本は,すべての国に対するASGMの国家行動計画を要求する。しかし,大気拡散によるASGM由来水銀汚染の影響は,まだ知られていない。そこで,ASGMのホットエリアとしてフィリピンとインドネシアにおいて,季節毎から1年毎の湖沼年縞堆積物を用いて過去100年間の水銀汚染の歴史を明らかにするための研究チームを結成した。この方法で,汚染の時系列と空間的変化と同様に,両国の水銀汚染の特性を理解し,広域影響の評価とモニタリングのための推奨事項を計画した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 条約 ,  *重金属汚染 ,  *堆積物 ,  発展途上国 ,  *採鉱 ,  熊本県 ,  行動計画 ,  大気拡散 ,  フィリピン共和国 ,  インドネシア共和国 ,  湖沼堆積物 ,  経時変化 ,  環境影響 ,  *水銀汚染 ,  *年縞堆積物 ,  *金鉱採掘 ,  *環境汚染
準シソーラス用語： 水銀に関する水俣条約 ,  *ASGM ,  *金採掘 ,  時系列変化

分類 (1件)： 水銀とその化合物  (SB05023Z)

引用文献 (4件)：

• Murao, S., 2015 ′′Final Report on Risk Management of Mercury Contamination in Asia and the Pacific′′, UNEP (国連環境計画) 公式報告書.
• Murao, S. et al., 2017, ′′Preliminary study on the risk of mercury exposure to the people consuming fish from Camarines Norte, Philippines′′, Geo-pollution, Medical Geology and Urban Geology 13, 31-33.
• Yamada, K., 2017, Lake varves and environmental history. In ′′Multidisciplinary Studies of the Environment and Civilization: Japanese perspectives′′, p45-64. Routledge Press.
• 山田和芳・原口強・Patrick, M.R., Danikko, R.R., Robjunelieaaa, L.A., Cathy, B.P., Thess, M., Emmanuelle, D., Ericson, B., 藤木利之・中村俊夫・奥野充・小林哲夫, 2018, フィリピン・ラグナ州, サンパブロ湖沼群の音波探査調査に基づく湖底地形と形成期の推定. 月刊地球, 456, 36-41.

タイトルに関連する用語 (6件)： 金 ,  製錬 ,  水銀汚染 ,  年縞 ,  環境史 ,  展開