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J-GLOBAL ID：202102298285295809   整理番号：21A3121267

酸性鉱山廃水中溶存金属の多段中和処理による資源化ならびに金属電解採取の省電力化に関する研究

著者 (2件)： 高崎康志 (秋田大) ,  別所昌彦 (秋田大)
資料名： 秋田大学地方創生センター年報(Web)  (Annual Report. Akita University Center for Regional Revitalization in Research and Education (Web))
巻： 2020  ページ： 161-166 (WEB ONLY)  発行年： 2020年 
JST資料番号： U1579A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉱山開発において発生する酸性鉱山廃水(Acid Mine Drainage;AMD)は周辺地域の環境汚染を誘発する要因となっている。AMDの対策には中和処理法が広く用いられているが,現状では環境負荷低減を優先したpH調整と溶存金属の除去が主な目的であるため,持続可能な社会の実現に向けた資源の有効活用を含めた対策が今後重要になると考えられる。本研究では,AMDに含まれる元素としてFe,As,Cu,Zn,NiおよびMnを選択し,溶解度の違いを利用した多段階中和法を導入し,pH調整による溶存金属の分離プロセスについて検討した。さらに,回収された金属の精製に関連し,消費電力量の大きい電解採取法の省電力化にも取り組んだ。対象とした元素は亜鉛である。亜鉛の電解採取では一般的に鉛合金電極が利用されている。この電極の欠点は電解電圧が高いことであり,その低減が求められている。本研究では,周期反転電流法により電極表面酸化物を変化させ,電解電圧を低減できることを見出した。(著者抄録)

シソーラス用語： *鉱山排水 ,  *酸性廃水 ,  *金属 ,  *溶存成分 ,  *多段処理 ,  *中性化 ,  環境影響 ,  溶解度 ,  鉄 ,  ヒ素 ,  銅 ,  亜鉛 ,  ニッケル ,  マンガン ,  *電解採取 ,  資源回収 ,  硫酸 ,  調整 ,  pH【水素イオン指数】 ,  共沈 ,  電気化学反応 ,  水 ,  電解 ,  鉛合金 ,  銀含有合金 ,  酸化鉛 ,  電流電圧特性 ,  電流密度 ,  アノード ,  省エネルギー
準シソーラス用語： pH調整 ,  アノード反応 ,  環境負荷 ,  金属回収 ,  金属分離回収 ,  *酸性鉱山排水 ,  省電力化 ,  *溶存金属

分類 (3件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  下水,廃水の化学的処理  (SC03050W) ,  廃水処理  (WA01083M)

タイトルに関連する用語 (7件)： 酸性鉱山廃水 ,  多段 ,  中和処理 ,  資源化 ,  電解採取 ,  省電力化 ,  研究