特許
J-GLOBAL ID:202103002569477879

抗菌剤の探索方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 特許業務法人たかはし国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-175069
公開番号(公開出願番号):特開2021-065228
出願日: 2020年10月19日
公開日(公表日): 2021年04月30日
要約:
【課題】優れた抗菌剤・抗生物質の探索方法を提供する。【解決手段】以下の工程の全てを有する抗菌剤の探索方法。工程1:貧栄養の固体培地に、土壌の懸濁液の上清を広げて培養して菌Aのコロニーを形成させる工程、工程2:抗菌の対象となる菌Bの培地に、菌Bの生存温度で液体状態であるような寒天を加えて得られた液体寒天培地に菌Bを加えて重層液を調製し、該重層液を上記菌Aのコロニーが形成された固体培地の上に流し込むことによって重層固体培地を形成する工程、工程3:増殖した菌Bの面中に阻止円を見出し、該阻止円の略中央に存在する菌Aのコロニーから菌Aを選択採取し純化する菌Aの純化工程、工程7:菌Aを液体培地の中で培養してサンプルを調製し、菌Bに対してMIC値が1/10以下のサンプルを選択する工程、工程8:カイコ感染モデルを使用して、菌Bに対して抗菌治療効果があるサンプルを選択する工程。【選択図】図2
請求項(抜粋):
以下の工程1、工程2、工程3、工程7及び工程8の全てを有することを特徴とする抗菌剤の探索方法。 工程1:滅菌処理を行った貧栄養の固体培地に、土壌の懸濁液の上清を広げて培養することによって該土壌に含有されている菌Aのコロニーを形成させる土壌菌コロニー形成工程 工程2:「抗菌の対象となる菌B用の培地に、『該培地に加えた状態で該抗菌の対象となる菌Bが死なない少なくとも一点の温度』では液体状態であるような寒天を加えて得られた液体寒天培地」に、該抗菌の対象となる菌Bを加えて重層液を調製し、該重層液を、上記工程1で菌Aのコロニーが形成された固体培地の上に流し込み冷却することによって重層固体培地を形成する重層固体培地形成工程 工程3:上記重層固体培地の上で一面に増殖した抗菌の対象となる菌Bの面中に、上記コロニーを中心として形成された阻止円を見出し、該阻止円の略中央に存在する菌Aのコロニーから菌Aを選択採取し、菌Aだけに純化する菌Aの純化工程 工程7:菌Aを液体培地の中で培養し、有機溶媒を加えて撹拌混合し、可溶分を乾固し、水を加えてMIC値を測定するためのサンプルを調製し、抗菌の対象となる菌Bに対してMIC値が1/10以下となる「菌Aに由来するサンプル」を選択するサンプル選択工程A 工程8:カイコ感染モデルを使用して、上記工程7で選択されたサンプルの中から、抗菌の対象となる菌Bに対して抗菌治療効果があるサンプルを選択するサンプル選択工程B
IPC (1件):
C12Q 1/18
FI (1件):
C12Q1/18
Fターム (8件):
4B063QA06 ,  4B063QQ05 ,  4B063QQ06 ,  4B063QQ07 ,  4B063QQ19 ,  4B063QQ98 ,  4B063QS10 ,  4B063QX10
引用特許:
審査官引用 (2件)
引用文献:
審査官引用 (3件)
  • “土壌放線菌の選択分離方法および分布に関する研究”
  • Streptomyces species from red sea habitat: Isolation, characterization and screening for antibacteri
  • “Isolation of novel bacteria and actinomycetes using soil-extract agar medium”

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