特許
J-GLOBAL ID:202103012513904982

カップ形砥石を用いたレンズ球面加工方法およびレンズ球面加工装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 横沢 志郎
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2018-525921
特許番号:特許第6796876号
出願日: 2016年07月08日
請求項(抜粋):
【請求項1】 回転しているカップ形砥石を、加工対象のガラス製のレンズのレンズ表面に所定の圧力で当接させた当接状態を形成し、 前記当接状態を維持しながら、前記カップ形砥石が前記レンズ表面に沿って球芯揺動する球芯揺動状態を形成して、前記レンズ表面を、所定の面精度および中心肉厚を備えた球面となるまで研削し、 前記球芯揺動状態においては、球芯揺動の揺動中心から、前記カップ形砥石における前記レンズ表面との接触点までの距離を、前記球面の半径と同一に設定し、 レンズの中心軸線およびカップ形砥石の中心軸線を含む鉛直面で、前記レンズおよび前記カップ形砥石を切断した場合の切断面上において見た場合に、 前記カップ形砥石におけるレンズ表面に接触する一方の砥石縁端が、前記レンズ表面のレンズ中心から前記レンズ表面の一方の外周縁の側に設定距離だけ離れた位置から、前記レンズ表面に沿って前記レンズ中心を超えて前記レンズ表面の他方の外周縁の側の位置に移動し、かつ、前記の一方の砥石縁端が前記レンズ表面の一方の外周縁の側から前記レンズ中心を超えて他方の外周縁の側の位置に移動すると、前記カップ形砥石の他方の砥石縁端が、前記レンズ表面の他方の外周縁から、前記設定距離だけ外れた位置に移動するように前記カップ形砥石の揺動幅を設定し、 前記設定距離を、前記レンズ表面の弦長の10%に相当する距離に設定し、 前記球心揺動状態での研削初期においては、 前記レンズを、ワンウエイクラッチを経由する動力伝達経路を介して伝達される回転力により、前記カップ形砥石よりも遅い速度で強制回転させ、 研削が進み、球芯揺動する前記カップ形砥石と前記レンズ表面との間の摩擦力による前記レンズを回転させるトルクが増加して、前記レンズが強制回転の速度よりも速い速度で前記カップ形砥石に追従して従属回転が可能な状態になると、前記ワンウエイクラッチの作用により前記動力伝達経路が切断されて、前記レンズは、前記強制回転の状態から、前記カップ形砥石による従属回転状態に切り替わるレンズ球面加工方法。
IPC (2件):
B24B 13/04 ( 200 6.01) ,  B24B 41/06 ( 201 2.01)
FI (4件):
B24B 13/04 G ,  B24B 13/04 J ,  B24B 13/04 K ,  B24B 41/06 Z
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (4件)
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