特許
J-GLOBAL ID:202103013512547163

硬質被膜および硬質被膜被覆部材

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 池田 治幸 ,  池田 光治郎
公報種別:再公表公報
出願番号(国際出願番号):JP2018028939
公開番号(公開出願番号):WO2020-026390
出願日: 2018年08月01日
公開日(公表日): 2020年02月06日
要約:
A組成(AlCrαの窒化物)、B組成(AlTiCrβの窒化物)、およびC組成(AlCr(SiC)γの窒化物)の中の1種類の単一組成層であるA層32と、A組成、B組成、およびC組成のナノレイヤー層(ナノレイヤーA層32n、ナノレイヤーB層34n、ナノレイヤーC層36n)の中の2つを交互に積層した2種類のナノレイヤー交互層38、40とが、それぞれ所定の膜厚で交互に積層されることにより、優れた耐摩耗性、靱性、潤滑性、および耐溶着性が得られるようになる。これにより、例えば合金工具鋼、ステンレス鋼、炭素鋼、鋳鉄、合金鋼等の各種被削材に対する切削加工において、或いは高速加工やドライ加工等の過酷な加工条件において、工具の長寿命化を実現することができた。
請求項(抜粋):
母材の表面を被覆するように該表面に付着される硬質被膜であって、 前記硬質被膜は、 A組成、B組成、およびC組成の中の何れか1つの組成から成る単一組成層と、 前記A組成および前記B組成、前記A組成および前記C組成、前記B組成および前記C組成、の3種類の組合せの中の何れか2種類の組合せで各組成のナノレイヤー層を交互に積層した2種類のナノレイヤー交互層との、 計3種類の層が交互に積層されて、総膜厚が0.5〜20μmの範囲内となるように構成されており、 前記A組成は、組成式がAla Crb αc 〔但し、a、b、cはそれぞれ原子比で、0.30≦a≦0.85、0.15≦b≦0.70、0≦c≦0.10、且つa+b+c=1であり、任意添加成分αはB、C、Ti、V、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、およびWより選ばれる1種以上の元素である〕の窒化物で、 前記B組成は、組成式がAld Tie Crf βg 〔但し、d、e、f、gはそれぞれ原子比で、0.20≦d≦0.85、0.05≦e≦0.50、0.05≦f≦0.45、0≦g≦0.10、且つd+e+f+g=1であり、任意添加成分βはB、C、Si、V、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、およびWより選ばれる1種以上の元素である〕の窒化物で、 前記C組成は、組成式がAlh Cri (SiC)j γk 〔但し、h、i、j、kはそれぞれ原子比で、0.20≦h≦0.85、0.10≦i≦0.50、0.03≦j≦0.45、0≦k≦0.10、且つh+i+j+k=1であり、任意添加成分γはB、C、Ti、V、Y、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、およびWより選ばれる1種以上の元素である〕の窒化物であり、 前記単一組成層の膜厚は0.5〜1000nmの範囲内であり、 前記2種類のナノレイヤー交互層を構成している前記ナノレイヤー層の各膜厚は、何れも0.5〜500nmの範囲内で、前記2種類のナノレイヤー交互層の各膜厚は何れも1〜1000nmの範囲内である ことを特徴とする硬質被膜。
IPC (3件):
C23C 14/06 ,  B23B 27/14 ,  B23C 5/16
FI (4件):
C23C14/06 A ,  C23C14/06 P ,  B23B27/14 A ,  B23C5/16
Fターム (24件):
3C046FF03 ,  3C046FF10 ,  3C046FF11 ,  3C046FF13 ,  3C046FF17 ,  3C046FF21 ,  3C046FF23 ,  3C046FF24 ,  3C046FF25 ,  4K029AA04 ,  4K029AA29 ,  4K029BA54 ,  4K029BA55 ,  4K029BA58 ,  4K029BB02 ,  4K029BC02 ,  4K029BD05 ,  4K029CA04 ,  4K029CA13 ,  4K029DA08 ,  4K029DB14 ,  4K029DD06 ,  4K029EA01 ,  4K029JA03

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