特許
J-GLOBAL ID:202103017300123032

量子情報処理装置及び量子情報処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 立花 顕治 ,  山下 未知子 ,  桝田 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-031512
公開番号(公開出願番号):特開2021-135749
出願日: 2020年02月27日
公開日(公表日): 2021年09月13日
要約:
【課題】任意の波動関数のスピン量子数を正確に特定するための技術を提供する。【解決手段】本発明の一側面に係る量子情報処理装置は、推定用量子ビットにおいて、|0>及び|1>の重ね合わせ状態を生成するステップ、波動関数の各分子軌道におけるスピン状態の情報の保存された量子ビット対の表現形式を直接マッピング法から一般化スピン座標マッピング法に変換するステップ、量子位相推定の制御ビットとして推定用量子ビットを使用し、量子位相推定の標的ビットとして変換された量子ビット対を使用して、スピン二乗演算子の条件下で、波動関数の時間発展のシミュレーションを行うステップ、を実行する。【選択図】図3
請求項(抜粋):
複数の量子ビット、及び 量子演算ユニットを備える量子情報処理装置であって、 前記複数の量子ビットは、 推定用量子ビット、並びに 波動関数の各分子軌道におけるスピン状態の情報が保存された1つ以上の量子ビット対であって、各分子軌道においてスピン-α電子が分子軌道を占有しているか否かを示す第1量子ビット、及びスピン-β電子が分子軌道を占有しているか否を示す第2量子ビットによりそれぞれ構成される1つ以上の量子ビット対から構成される量子レジスタ、 を含み、 前記量子演算ユニットは、 前記推定用量子ビットにおいて、|0>及び|1>の重ね合わせ状態を生成するステップ、 前記量子ビット対に対して、前記第2量子ビットを制御ビットとして使用し、前記第1量子ビットを標的ビットとして使用して、制御NOT演算を行うことで、前記各分子軌道が単独の電子に占有されているか否かを前記第1量子ビットが示すように前記量子ビット対の表現形式を変換するステップと、 量子位相推定の制御ビットとして前記推定用量子ビットを使用し、量子位相推定の標的ビットとして変換された前記量子ビット対を使用して、スピン二乗演算子の条件下で、前記波動関数の時間発展のシミュレーションを行うステップ、及び 前記推定用量子ビットに対して、前記時間発展のシミュレーションの結果を周波数表現の形式に変換する操作を行うステップ、 を実行するように構成される、 量子情報処理装置。
IPC (2件):
G06N 10/00 ,  G06F 17/14
FI (2件):
G06N10/00 ,  G06F17/14 550
Fターム (1件):
5B056BB17

前のページに戻る