特許
J-GLOBAL ID:202103018878095020

発熱体の冷却装置およびそれを構成する成形体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鳥井 政▲徳▼
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2020-012055
公開番号(公開出願番号):特開2021-116987
出願日: 2020年01月28日
公開日(公表日): 2021年08月10日
要約:
【課題】作動流体が冷却装置内を円滑に循環し、発熱体を効果的に冷却することができる冷却装置、及び成形体を提供する。【解決手段】第一循環流路34の下部に貯留された作動流体が扁平流路を介して表面張力により上昇し第一熱伝導部材7bに接触し加熱気化されることで圧力が高くなり圧力差p1が発生する。圧力差p1の発生に起因して第一循環流路の作動流体が第二循環流路35に供給されて第二熱伝導部材7cに接触し加熱気化されることで圧力が高くなり圧力差p2が発生する。圧力差p2の発生により作動流体が第二循環流路を流動して第二熱伝導部材に接触して加熱気化され、これによる昇圧に起因して第二循環流路における作動流体の流動循環と、この流動循環の過程での第二熱伝導部材による作動流体の加熱気化とが繰り返される。流動循環する過程で、第二熱伝導部材から作動流体への熱移動が行われ、この作動流体が冷却手段により冷却される。【選択図】図15
請求項(抜粋):
発熱体が発生した熱がそれぞれ伝導される第一熱伝導部および第二熱伝導部と、 第一接続流路により互いに接続連通されると共に真空に近い状態で気密に密閉された第一循環流路および第二循環流路と、 前記第一循環流路および前記第二循環流路の各下部に液体状態でそれぞれ貯留された作動流体と、 前記第一循環流路および前記第二循環流路のうち少なくとも前記第二循環流路を流れる前記作動流体を冷却する冷却手段と、 前記第一循環流路の一部を構成して上下方向に延び少なくとも上部領域が扁平の横断面形状に形成された扁平流路とを備え、 前記第一循環流路の上部に前記第一熱伝導部が配設されると共に前記第二循環流路の上部に前記第二熱伝導部が配設され、 前記第一循環流路の下部に貯留された作動流体が前記扁平流路を介して表面張力により上昇し前記第一熱伝導部に接触し加熱気化されることで前記第一熱伝導部の近傍の圧力がこれ以外の前記第一循環流路における部位の圧力より相対的に高くなって第一の圧力差が発生し、 前記第一の圧力差の発生に起因して前記第一循環流路の作動流体が前記第一接続流路を介して前記第二循環流路に供給されて前記第二熱伝導部に接触し加熱気化されることで前記第二熱伝導部の近傍の圧力がこれ以外の前記第二循環流路における部位の圧力より相対的に高くなって第二の圧力差が発生し、 前記第二の圧力差の発生により、前記第二循環流路の下部に貯留された作動流体が該第二循環流路を流動して前記第二熱伝導部に接触して加熱気化され、この加熱気化による昇圧に起因して前記第二循環流路における作動流体の流動循環と、この流動循環の過程での前記第二熱伝導部による作動流体の加熱気化とが繰り返され、 さらに、前記流動循環する過程で、前記第二熱伝導部から作動流体への熱移動が行われると共にこの熱移動が行われた作動流体が前記冷却手段により冷却されるようにした発熱体の冷却装置。
IPC (4件):
F28D 15/06 ,  F28D 15/02 ,  H01L 23/427 ,  H05K 7/20
FI (6件):
F28D15/06 D ,  F28D15/02 M ,  F28D15/02 101L ,  F28D15/02 101M ,  H01L23/46 B ,  H05K7/20 Q
Fターム (16件):
5E322AA01 ,  5E322AA02 ,  5E322AB01 ,  5E322BA03 ,  5E322BB03 ,  5E322DB02 ,  5E322DB06 ,  5E322FA01 ,  5E322FA04 ,  5F136CC11 ,  5F136CC12 ,  5F136CC17 ,  5F136CC18 ,  5F136CC20 ,  5F136FA02 ,  5F136FA03

前のページに戻る