研課題
J-GLOBAL ID:202104000166276130  研究課題コード:13410520

Apelinシグナル制御による網膜内機能的血管再生を目指した虚血性網膜症治療法の開発

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 薬学部, 助教 )
研究概要:
生理的条件下では、網膜内に構築されたアストロサイトの発現するfibronectin(FN)を足場として血管が形成されるが、糖尿病網膜症などの虚血性網膜症では、網膜から逸脱した異常血管が多数形成され、それらが破綻し失明に至る。したがって、網膜内へ血管を誘導する機構を解明することが本疾患の治療に有用であると考えられる。これまでに我々は、異常血管の形成にオリゴペプチドapelinが関与することを見出していたことから、本研究では、FNの発現に対してapelinが関与するか否かについて検討した。その結果、虚血性網膜症モデルマウスの網膜では、異常血管の周囲にFNの強い発現がみられ、そのFNの発現はapelin欠損により抑制されることを見出した。この結果は、apelinシグナルを抑制することで、虚血により惹起されるFNの発現異常を正常化できる可能性を示唆するものであり、網膜内に血管を誘導する機構の解明に繋がると考えられる。今後は、apelinによるFN発現制御機構について詳細な検討を行う。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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