研課題
J-GLOBAL ID:202104000447201814  研究課題コード:11101588

新規がん抑制遺伝子TFLのモノクローナル抗体を用いた悪性リンパ腫の診断と予後予測

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 総合内科, 医員 )
研究概要:
悪性リンパ腫の新しい診断法の確立と予後予測を行うべく、我々が近年同定した悪性リンパ腫関連がん抑制遺伝子TFLの免疫染色を用いて、TFLのリンパ腫での発現強度を検討し、臨床データベースと照合しながら、TFLがリンパ腫における予後予測マーカーとなりうるかの検証を行った。我々は最終的に254例のリンパ腫症例を対象にTFLの免疫染色を行い、TFLの発現強度を検討した。その結果びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫においてTFLの発現欠失が高い結果となった。次に他の組織マーカーとの関連を調べた結果、悪性度の高いリンパ腫にTFLの欠失は相関していた。TFLの発現欠失により悪性リンパ腫の悪性度が高まる可能性があり、TFLの機能解析も含めた今後の展開が注目される。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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