研課題
J-GLOBAL ID:202104000638519032  研究課題コード:11102079

好中球性炎症を制御する抗体のステロイド無効の病態に対する効果の検討

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 保健管理センター, 准教授 )
研究概要:
炎症性サイトカインオステオポンチンは生体内で重合する。我々は、この重合を阻害することにより好中球の集積が抑制される事を見いだした。そこで、重合化を阻害するモノクロナル抗体を作製し、好中球性炎症が関与する全身性炎症反応症候群(SIRS)に対する効果を検討した。マウスのLPS投与モデルにおいて、抗体投与/非投与群で生存時間を観察したところ、両群間の生存曲線に有意な差が認められ(p<0.05)、抗体投与は死亡を防いだ。また、血中サイトカインIL-6とMCP-1が抗体投与群で有意に低下していた。未だ効果的薬物のないSIRSや急性呼吸窮迫症候群(ARDS)に対する新しい治療薬として期待される。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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