研課題
J-GLOBAL ID:202104000685854460  研究課題コード:11101490

欠損文字の認知力に基づく認知症早期予防に関する研究

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , システム工学群, 助教 )
研究概要:
本研究では、欠損文字の認知力による認知障害の予測および予防の可能性を検討することを目的とし、ヒューマンフレンドリーな欠損文字認知力の計測システムを開発した。このシステムを30歳~79歳の健常者1,108名の被験者に適用し、欠損文字の認知力と認知症の兆候となる脳の無症候性病変との関連を定量的に調べた。その結果、欠損文字の認知力と無症候性白質病変とに関連性が認められた。欠損文字認知力による認知障害の予測および予防の可能性が実証され、本研究の目標を達成することができた。この関連性に基づいて、認知症の危険性を予測するアルゴリズムを提案した。今後は、脳認知機能との関連性の高い欠損文字を生成する方法を開発し、実用化に向けて提案アルゴリズムの有用性を検討する。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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