研課題
J-GLOBAL ID:202104000917465961  研究課題コード:12102055

粒子の非定常振動を利用した塗布膜粘度の連続計測手法の基盤構築

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究科, 准教授 )
研究概要:
塗布膜の乾燥挙動の詳細な理解は湿式薄膜製造プロセスの設計に不可欠である。そこで、材料中の磁性粒子に対して磁場を印加し、磁性粒子の位置解析により材料の粘弾性や乾燥時の変化が計測可能になる。本課題では、その基礎的検討として、本手法の装置・解析プログラムの作製ならびに単純材料系での評価を目標とした。その結果、対向する電磁石から交互に磁場を発生させることで粒子に印加される磁力の推算を可能とし、また、良好な精度で粘度を計測できた。また、ステップ状磁場印加時の粒子応答から粘弾性に関連する材料内部のミクロ構造も評価できる可能性が示された。しかしながら、乾燥時には移流や高粘度化に伴って粒子移動解析が困難となるので、これの解決が今後の課題である。
タイトルに関連する用語 (6件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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