研課題
J-GLOBAL ID:202104001036731916  研究課題コード:18071520

マレーシアにおける革新的な海洋温度差発電(OTEC)の開発による低炭素社会のための持続可能なエネルギーシステムの構築

体系的課題番号:JPMJSA1803
実施期間:2018 - 2024
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 海洋エネルギー研究センター, 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJSA1803
研究概要:
本研究は、海洋の表層と深層の温度差エネルギーが豊富なマレーシアを対象に、海洋温度差発電(OTEC)によって電力を供給する、低炭素で持続可能なインフラシステムを基本とした 「マレーシアモデル」の構築を目的とする。具体的には、マレーシアはじめ東南アジアに適した新しい「ハイブリッド方式」のOTECを提案し、蒸発器内に海水を通水せず水蒸気で熱輸送することにより、主要機器であるチタン製熱交換器の材質を低廉化し、水蒸気の凝縮潜熱と作動流体の蒸発潜熱を熱交換させ、熱通過係数を向上させるとともに、海生生物汚れによる性能低下防止技術を確立する。また、OTECで利用した海洋深層水の複合利用として、マレーシアの地域に合った海洋深層水関連事業を中心とした産業構造の「マレーシアモデル」の構築を目指す。さらに、マレーシア工科大学内のOTECセンターと共同研究を行うことで、OJTによるOTEC関連の若手技術者の育成を行う。
研究制度:
上位研究課題: 環境・エネルギー(カーボンニュートラル)
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構
報告書等:

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