研課題
J-GLOBAL ID:202104001196744348  研究課題コード:11101824

無機蛍光体の室温合成の実用化

実施期間:2011 - 2011
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 超域学術院, 助教 )
研究概要:
申請者らの研究では、室温で原料粉末を接触させて静置しておくだけで反応が進み、結晶性の複合酸化物が生成するという世界で初めての現象を見出した(特許公開2011-16670)。RbVO3は近紫外線励起により高い量子効率で白色光を発光するため、LED照明用の蛍光体として有望である。一般的な無機蛍光体は、1000°C以上の高温での熱処理により合成されるため、本合成法を実用化できれば大幅なコスト削減が可能である。また、蛍光体に不可欠といわれる希土類原料を必要としないという観点からも有利である。本研究では、合成メカニズムの解明と合成した蛍光体の特性評価を行った。室温で大気中の水分を吸収して10分程度で反応が進行し、蛍光体が生成することが分かった。反応に必要な水分のpHを調製することで発光強度は増大し、遷移金属を導入することで増感効果も得られ発光色の調整の可能性も見出された。
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した研究課題タイトルの用語をもとにしたキーワードです
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る