研課題
J-GLOBAL ID:202104001226190091
研究課題コード:7700009918
制振機構と低駆動音機能を有する大型映画撮影用カメラの開発
実施期間:2006 - 2006
実施機関 (1件):
研究代表者:
(
, 大学院芸術工学研究院, 教授 )
研究概要:
大型映画(註1)用のフィルムを撮影するカメラは、現状では手で触れれば分かるほどの左右振動と駆動音が発生する。そのため特に大型映画における望遠撮影では「画ブレ」が拡大され、映像の先鋭度を阻害する大きな要因と考えられている。またこれに起因する駆動音は、同時録音の大きな制約ともなっている。しかし現状では振動に対する対策は施されておらず、未解決の技術課題として多くの大型映画関係者を悩ませている。本課題では、大型高精細映像を撮影する「35mm フィルムを用いたビスタフレックスカメラ(註2)」で制振機能にすぐれかつ同時録音に適合するための振動音を低減した機種を開発することを目標とする。すでに試作検討を重ねており実用に供する改良方針を確定した段階である。試験の実施内容は振動計測用パーツの製作、実測・解析、逆位相制振機構の試作、カーボンハニカム・パネルによる防音ハウジングの試作を行い、プロトタイプの組み立てを規定する設計指針の策定を目標とする。註1:通常の劇場映画はフィルムは35mm4p サイズ。pはフィルムの穴のことで4p とは1コマあたり片側に4つの穴があることを示す。大型映画はこの倍以上で35mm8p~70mm15p。註2:大型映画用の撮影機。1コマの面積は35mm スタンダード映画の2倍。フィルムは水平方向に走る。
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