研課題
J-GLOBAL ID:202104001281234561
研究課題コード:13411008
家庭用こどものための発達障害スクリーニング機器の開発
実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 理工学部, 講師 )
研究概要:
本研究では,家庭におけるこどものための完全に非接触な発達障害スクリーニング機器の開発を目的とし,動画像を用いた簡易なスクリーニング機器の開発を行った.当初,課題として考えられていたものは,これまで病室における動画計測では備え付けるものとなっていたため,家庭用に向けて小型で簡易な画像計測装置を開発する必要があったこと,また,収集した動画を処理し,発達障害の1次スクリーニング結果を表示するソフトウエアを組み込む必要があったが,発達障害を抽出するための体動閾値やアルゴリズムは決定されていなかったことが挙げられる.これらを解決するために,まず,小型カメラとFPGAを用いた動画処理システムを構築,家庭での使用を可能な小型化に成功した.また,動画から体動を算出するプログラムを自動化し,保護者や介護者の映り込みを自動に除去し対象者の夜間体動のみを抽出するプログラムを構築した.さらに,検証用の定型発達児と発達障害児の就寝中の体動データを元に,発達障害児をスクリーニングするための体動閾値のパラメータとして体動静止持続時間を考案し,このパラメータによって発達障害の疑いがあるか否かをスクリーニングするための数値決定を行った.
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