研課題
J-GLOBAL ID:202104001443080660  研究課題コード:12102395

新たな天然系薬剤排出ポンプ抑制剤による食品・化粧品用防腐剤の低減化

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院理学研究科, 准教授 )
研究概要:
アネトールは、それ自身弱い抗菌活性を示すが、薬剤の排出を抑制することから、特に、他の薬剤と組み合わせた場合、相乗的抗菌活性を示す。本研究の目的は、アネトールと食品および化粧品用防腐剤を組み合わせた場合、実際に防腐剤の使用を低減できるかどうかを、より実用に近いレベルで評価することである。アネトールと種々の防腐剤との組み合わせにおける相乗的抗菌活性を検討した。その結果、化成タイプおよび天然系食品用の防腐剤と組み合わせた場合、相乗効果が判明した。次いで、化粧品用の防腐剤との相乗作用を調べたが、相乗効果は認められなかった。以上の結果より、アネトールを添加補助剤として用いることによって、化成タイプ不含の天然系食品用防腐剤の開発が可能になると期待される。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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