研課題
J-GLOBAL ID:202104001696346195  研究課題コード:13409888

電子常磁性体共鳴 (EPR) 生体放射線被曝線量測定用口腔内共振器の開発

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 医学部, 准教授 )
研究概要:
放射線被ばく線量は、電子常磁性体共鳴測定装置(L-band in vivo EPR)を用い歯のエナメル質に生成されるラジカルを計測することで直接計測が可能になる。本研究開発目標は米国ダートマス大学と共同で開発した同装置における口腔に適応させる専用共振器(検出装置)の開発である。緊急時の被ばく線量測定に使用できる前歯での歯冠部エナメル質測定に特化した口腔内の固定用アプリケータと、高感度で、定量性に優れた共振器の開発を行った。 ループ径を変え2機の試作機を作製した。目標性能を1 Gy 照射で感度90%以上、特異度80%以上の当初目標を達成できた。今後、装置自体の小型化を図る計画で、従来のNEOMAX磁石は約1.3トンであるが、既に小型ポータブルマグネット(約29kg)の実用化も終了し同装置の工業製品化も可能となる。それにより今回開発した共振器の市販を行える。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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