研課題
J-GLOBAL ID:202104001849723732  研究課題コード:12101762

5V級リチウムイオン電池を実現する表面フッ素化正極材料の創出

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 産学官連携本部, 教授 )
研究概要:
スピネル構造を持つマンガン酸リチウムのMnの一部を、Niで置換したLiNi0.5Mn1.5O4について、表面の精密なフッ素化処理を実施するプロセスを確立した。特にフッ素含有量が1%未満となる領域において、5%程度の容量向上とサイクル安定性の向上が確認できる材料の作製に成功した。表面フッ素修飾により、正極活物質の利用効率が増加したことと、正極活物質からのマンガン溶出の抑制されたことにより、サイクル特性の向上が達成され、また活物質表面の極性が増加したことによる溶媒との親和性向上も加えて、放電容量の増加が達成されたと考えられた。これは、当該表面フッ素化材料が、定置用などの比較的大容量の電池材料として利用可能であることを示す。
タイトルに関連する用語 (4件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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