研課題
J-GLOBAL ID:202104002322924736  研究課題コード:13411621

構造・組成を精密制御したフェノール樹脂由来ナノカーボン材料によるキャパシタの大容量・長寿命化

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学(系)研究科(研究院), 准教授 )
研究概要:
フェノール樹脂とフラン樹脂の球状粒子(粒径10 μm)を原料とし、窒素雰囲気中で1 °C/min、1時間、600 °Cで炭化した。その後、30分、800度でKOHによる賦活を施して、活性炭を作製した。ラマン散乱法により1590 cm-1付近に見られるピーク(G band)と、1350 cm-1付近に見られるピーク(D band)の強度比を比較したところ、炭化・賦活による活性炭の結晶性(G/D比)の低下に伴い、比表面積SBETが増大した。電流密度20 mA/gで測定した面積比容量Ca(= Cm / SBET)[μF/cm2]は、フラン樹脂由来活性炭の面積比容量が他と比べ3倍程度大きく、炭化後のフラン樹脂由来活性炭ではD bandにピークが現れており、より活性化された表面を有し、大きな面積比容量になる可能性が示された。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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