研課題
J-GLOBAL ID:202104002371917419  研究課題コード:12102302

酸化グラフェン生物還元電極を用いた電位制御による人工透析排水の高度処理

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , エレクトロニクス先端融合研究所, テニュアトラック助教 )
研究概要:
本課題は、人工透析廃水に対し、空気曝気による好気微生物処理に代わり、有機物分解により生じた電子を酸化グラフェン生物還元電極に回収することで、爆気せずとも有機物および窒素分を除去するリアクターを開発した。現在までに、0.12L~4L容量のリアクターにおいて、回収電力は目標に及ばず、4W/m3(500mW/m2)に留まったものの、滞留時間1.5日でCOD除去率92%、BOD2,000mg/Lの汚水を90mg/Lまで処理できたとともに、窒素分も排出基準値以下であったことから、設定目標を上回る結果が得られた。今後、リアクター構造を改良しつつ、さらにスケールアップし、現地での運転評価を行う。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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