研課題
J-GLOBAL ID:202104002561643390
研究課題コード:11104466
パーキンソン病治療に向けた新規細胞内導入型PINK1タンパク質製剤の開発
実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者:
(
, 医歯薬学総合研究科細胞生物学, 助教 )
研究概要:
現在、パーキンソン病の根本的な治療法は確立されていない。しかしウィルスベクターを利用した遺伝子治療でパーキンソン病原因遺伝子PINK1の発現を誘導し、病気の改善が可能であることが示されている。本研究では最終的にウィルスを利用しない、より安全なPINK1タンパク質を用いたパーキンソン病治療薬の開発を目指す。H23年度はPINK1タンパク質の調製とin vitroでの細胞死抑制効果を検証した。ジスルフィド結合を利用したカチオン化によって、PINK1は細胞内に取り込まれ内在性のPINK1と同様に翻訳後修飾をうけた。カチオン化PINK1タンパク質の導入によって、ミトコンドリア障害によって誘発される細胞死が抑制され、その効果はウィルスベクターによる遺伝子導入と同程度のものであった。H24年度はカチオン化PINK1タンパク質の脳内投与を行った。カチオン化によってタンパク質は脳実質内に効率よく導入された。現在PINK1タンパク質のパーキンソン病モデルマウスへの投与実験を行っており、実用化に向けて残された課題を解決したいと考えている。
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