研課題
J-GLOBAL ID:202104002695792155  研究課題コード:10102593

サケ残滓の卵巣外皮を高度有効活用した水産増養殖技術の開発

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 海洋生命科学部, 教授 )
研究概要:
本研究はイクラを採取した後に廃棄されている未利用資源であるサケの卵巣外皮に魚の成長を促進する機能性素材が存在する研究成果に基づいて、サケ卵巣外皮から魚類の成長促進に関与する成長促進因子を抽出して濃縮し、この画分をニジマスの肝臓片の培養液に添加すると、魚類の成長促進において重要な機能を担う肝臓のインスリン様成長因子の発現を濃度依存的に増加させることを明らかにした。さらに、成長促進因子画分を配合した機能性飼料を作成し、これを摂餌したニジマス稚魚の体重が通常飼料を摂餌した魚よりも著しく増加することを実証した。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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