研課題
J-GLOBAL ID:202104002885120676  研究課題コード:7700006939

ヒト角膜再生治療における細胞増殖因子の極微量投与法の試験研究

実施期間:2006 - 2006
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , 工学部, 教授 )
研究概要:
本試験研究では、世界初の試みとして、噴霧点眼法の利点を生かした細胞増殖因子の極微量投与を実用化するために、術後治療における噴霧点眼器の試作と性能評価実験を行い、臨床実験において必要なデータを提供することを目標とする。角膜再生医療では、術前の角膜の細胞培養法の検討のみならず、術後の感染予防や細胞付着における上皮細胞や神経細胞等の細胞増殖因子や薬物の投与は必要不可欠である。本試験研究では、術後管理における噴霧点眼法は、従来のスポット型の点眼法と比較して、細胞増殖因子の試薬投与量が少量ですむことや角膜上での試薬の滞留時間を長くできるなどの優位性を示すことが知られている。このような、角膜再生医療の著しい進歩と発展を考えると、噴霧点眼法の実用化は急がれている。既に得られた細胞増殖因子の有効濃度の探索と投与手法に関する研究成果を基に、臨床応用を可能とする噴霧点眼器は一定期間内に実用化できるものと判断できる。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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