研課題
J-GLOBAL ID:202104003073863922  研究課題コード:09158087

多発性嚢胞腎の治療薬開発を支援するPKDシグナル活性評価法の開発

実施期間:2009 - 2009
実施機関 (1件):
研究代表者: ( , バイオサイエンス研究科, 助教 )
研究概要:
多発性嚢胞腎(polycystic kidney disease : PKD)は、中年期以降に腎不全を引き起こす進行性遺伝疾患であり、我が国には現在10万-20万人の患者が存在する。これまでに、PKDは膜タンパク質であるPKD1あるいはPKD2の機能不全によって発症すること、またそれら腎組織ではPax2タンパク質の発現が亢進することが明らかにされている。しかしながら、PKDシグナルの分子機序が解明されていないため、未だ根本的な治療薬の開発がなされていない。我々はPax2遺伝子近傍のゲノム領域の解析から、Pax2の腎臓での発現を調節するシス配列を発見した。本研究は、このシス調節配列を用いて腎細胞でのPax2の発現を定量的にモニタリングするシステムを構築し、PKD治療薬の開発を支援することを目的とする。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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