研課題
J-GLOBAL ID:202104003172630700  研究課題コード:11103843

広域防災システム構築のための周波数多重信号による光ファイバセンサの高速長距離測定の実証

実施期間:2011 - 2012
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院工学研究院, 助教 )
研究概要:
本研究課題では、大型構造物の内部劣化状態の診断のために、分布型光ファイバセンサの測定距離延伸、測定時間短縮を目指した。分布型のセンシングのために光ファイバ中で生じるブリルアン散乱を利用するが、散乱光は入射端付近で強く生じるため、遠方からの信号が極めて微弱となる本質的問題があった。研究代表者が検討してきた光源に光周波数コムを用いる手法では、遠方からも強い信号が得られる。この技術を利用して、測定距離の延伸と測定時間の短縮を目指した。単一周波数の光源を用いる方式に比べて、光周波数コムを用いることにより測定距離が2倍以上に延伸することができた。測定時間の短縮にはまだ課題が残っている。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

前のページに戻る