研課題
J-GLOBAL ID:202104003405901238
研究課題コード:20346946
ゲノム編集技術を用いた次世代型健康機能性米の開発とその利活用
体系的課題番号:JPMJTM20FU
実施期間:2020 - 2021
実施機関 (1件):
研究代表者:
(
, 学術研究院農生命科学系, 教授 )
DOI:
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20FU
研究概要:
γ-アミノ酪酸 (GABA)はアミノ酸の一種であり、高血圧症などの生活習慣病や認知症の予防と改善に働く健康機能性成分である。提案者はGABA合成に関わるグルタミン酸脱炭酸酵素 (GAD) の負の制御領域を遺伝子組換え操作により取り除くことで、GAD酵素活性を高め、高濃度GABAを含有するコメの開発に成功した。また、最近ゲノム編集技術を用いた同様のアプローチでGAD遺伝子の遺伝的な改変を行い、複数のGABA高含有米系統イネを世界で初めて開発した。本研究ではこれらの系統イネを基盤とし、交雑育種により発芽米の3倍以上のGABAが蓄積した米系統イネを作出し、毎日食する米飯としてだけでなく、付加価値の高い加工米食品の原料となるコメを開発する。
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