研課題
J-GLOBAL ID:202104004154650776  研究課題コード:13409826

バイオポリウレタンを用いた天然繊維織物強化樹脂(NFRP)の開発

実施期間:2013 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 尾張繊維技術センター, 技師(移行) )
研究概要:
生活用品、輸送車両、建築材料等において広く活用されるガラス繊維強化樹脂(GFRP)は不燃物であるため処理しやすいNFRPが注目を浴びているが、現行の熱可塑性樹脂/天然繊維系NFRPは、天然繊維や樹脂の劣化により脆化や老化する問題がある。本研究では、二液硬化性樹脂であるバイオポリウレタンを開発することで、熱プレスの低温成形による天然繊維の熱劣化対策を検討した。その結果、成形温度110°C成形時間10分でNFRPを熱プレス成形することができた。また、現行のNFRPは天然繊維の使用しており強度不足の問題があるが、本研究では、天然繊維で織られた天然繊維織物を使用して、繊維含有率を68.4%まで高めたことにより、引張強さ86.4MPa、アイゾット衝撃値25.1J/mという強固なNFRPを作製することができた。さらに、耐候性試験200時間前後の引張強さとアイゾット衝撃値を比較したところ、物性保持率92%以上と耐候性にも優れることが確認できた。
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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