研課題
J-GLOBAL ID:202104004307701693  研究課題コード:12102361

環境保全型ダイズ生産のための植物微生物共生生態に関する基礎的研究

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 農学部, 教授 )
研究概要:
本研究では、日本ダイズ品種由来Rj遺伝子集積ダイズ系統への有用根粒菌Bradyrhizobium japonicum USDA110株の競合菌株存在下における根粒占有率評価を行った。その結果、Rj遺伝子集積ダイズは、親品種と比較して、競合根粒菌の感染を抑制し、USDA110株の高い根粒占有率を示した。また、海外品種から育成したRj遺伝子集積ダイズと比較しても、その有用性が確認された。しかし、USDA110株の接種試験では、土着根粒菌の占有率が高く、接種根粒菌の占有率は低い値に留まった。これらの結果から、Rj遺伝子集積ダイズの有用性と有用根粒菌の競合能強化を図る接種資材開発の必要性が示唆された。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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