研課題
J-GLOBAL ID:202104004541552111  研究課題コード:12102636

リチウムイオン電池用電極作製プロセスを簡便化するリチウムイオン伝導性バインダーの開発

実施期間:2012 - 2013
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 大学院理工学研究科, 准教授 )
研究概要:
N-メタンスルホニルビニルスルホンイミドとアクリレート類の架橋ポリマーをバインダーとして、塗布によりリチウムイオン電池を作製した。塗布方法を工夫することで、フレキシブルかつ導電性をもつ電極を、塗布と熱硬化により作製できた。これらを上記のゲルをセパレーターとして用いて結着させた電池は、太陽電池によって充電することができた。内部抵抗により放電時の電圧は低下してしまったため、今後はより電子伝導度を上げる設計が必要である。また、計算化学的に本材料のアニオン構造とリチウムカチオンとのイオン結合強度を評価したところ、既存の塩型バインダーポリマーよりもリチウムイオン解離能が高いと見積もられた。このことから高いリチウムイオン伝導性が期待できる。
研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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