研課題
J-GLOBAL ID:202104006132212077
研究課題コード:7700009392
二次元医療被ばくモニター「ラジオクロミックフィルム」の高感度・高精度読み取り法の開発
実施期間:2005 - 2005
実施機関 (1件):
研究代表者:
(
, 大学院薬学研究科 )
研究概要:
interventional radiology (IVR)やcomputed tomography (CT)、positron emission tomography (PET) さらにはこれらを組み合わせたPET-CTが急速に普及し、利用が増大している。一方で、IVRでは、患者の皮膚に放射線障害が生じた事例が日本でも数例報告されるなど、患者の受ける医療被ばくについての測定、管理が強く求められている。フィルム状のラジオクロミックフィルムは組織等価型であるため、エネルギー情報を必要とせず、様々なエネルギーの散乱線が混在する医療の場での二次元線量評価の有力な候補である。しかし、現在の測定方法では、光子エネルギーに対してフラットな応答性をもつタイプの中で最も高感度であるGAFCHROMIC HS-14(International Specialty Products社製)でも測定下限値が公称0.5Gyとされ、mGy単位までの測定が要求される被ばくモニター線量計としては感度が不十分である。本研究の目的は、独自に開発した光学的共通モード雑音排除法を用いて、二次元的に高感度・高精度測定を行う方法をあらたに開発し、従来の汎用測定装置であるスキャナーやデンシトメータ-に応用を行う。
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