研課題
J-GLOBAL ID:202104006187559572  研究課題コード:10101776

スピノーダル分相ガラス電解質による低コスト・高効率燃料電池の開発

実施期間:2010 - 2010
実施機関 (1件):
研究責任者: ( , 工学(系)研究科(研究院), 助教 )
研究概要:
燃料電池の低コスト化及び高効率化を実現するために、500°C前後の温度域で高いプロトン伝導性を示し、耐久性に優れる安価なガラス電解質の開発に取り組んだ。ケイ酸塩ガラスの分相現象を利用してガラス組成を検討することで、潮解せず化学的に安定でかつ500°C付近でプロトンのみが伝導する全く新しいガラス電解質の作製に初めて成功した。500°Cにおいて、導電率は600時間を超えて全く低下することなく安定であり、また水中に1週間以上浸漬してもガラスが溶解することは無かった。500°Cでの燃料電池発電試験において、開回路電圧は1.1 Vと高く、燃料電池電解質として応用可能であることを研究期間内に実証した。
タイトルに関連する用語 (6件):
タイトルに関連する用語
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研究制度:
研究所管機関:
国立研究開発法人科学技術振興機構

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